泉美術館

所蔵作品

コレクションについて

山西義政が人生の折々の中で出会い、感銘を受けた絵画や彫刻、東洋陶磁の数々。
梅原龍三郎、熊谷守一をはじめとする洋画から、村上華岳、前田青邨などの日本画、佐藤忠良の彫刻など、ささやかなコレクションは次第に広がりと厚みを増し、1997(平成9)年に開館した泉美術館において順次公開しています。

「日常を離れ、心を憩め、新しい活力が生まれる空間」になることを願った美術館での収集は続き、対象は現代の美術へと及びました。
それらは、ズビニェク・セカルの彫刻、柚木沙弥郎の染色作品や絵本原画といった、多彩な作品群として実を結びます。

佐藤忠良

《ジーパン》

《ジーパン》

1970年

Churyo Sato

1912-2011(明治45-平成23)

宮城に生まれる。1934(昭和9)年に東京美術学校入学。1939(昭和14)年、舟越保武らと新制作派協会彫刻部の創立に参加する。戦後シベリア抑留を経験し、1948(同23)年に帰国。1960(同35)年、高村光太郎賞を受賞。<帽子シリーズ>に代表される女性像をはじめ、身近な人をモデルに生命力あふれる人間像を展開。絵本『おおきなかぶ』などの挿絵も手がけた。1974(同49)年、中原悌二郎賞を受賞。1986(同61)年、東京造形大学名誉教授。

《帽子・あぐら》

《帽子・あぐら》

1973年

《フードの竜》

《フードの竜》

1980年