美術館について
ご挨拶
この小さな美術館は、
株式会社イズミの創業者 山西 義政の、
地域の皆さまへの
深い感謝の思いから生まれました。
絵画や中国染付磁器など
「先人の遺産」を見て歩くことは、
義政、千榮子夫婦の 喜びでもあり、
二人が作品ひとつひとつとの
出会いを重ねるうちに、
コレクションが形となってきたものでございます。
彫刻家 佐藤忠良の揮毫による「泉美術館」の銘は、
本館にとって小さな誇りであり、
その言葉「隣人を思いやる心なくして芸術なし」は、
美術館の精神のひとつでもございます。
この空間が「人にやさしい、人を思いやる芸術」
との出会いの場となりますよう、
また さまざまな美術活動を通して、
子供たちをはじめ、地域の方々の心の糧となり、
芸術を愛する人たちとの出会い、
交感の場となることを願っております。
皆さまの身近な美術館としてくつろぎの時を
お過しいただけましたら嬉しく存じます。
公益財団法人 泉美術館
理事長 山西 道子
沿革
1997(平成9)年
株式会社イズミの創業者であり美術館初代理事長の山西義政による個人コレクションをもとに、4月27日に開館。
2002(平成14)年
開館5周年記念として、4月19日から5月22日まで「佐藤忠良展」を開催。以後、現在にいたるまで、佐藤忠良の展覧会を継続的に開催する。
2007(平成19)年
開館10周年の節目として、4月14日から6月3日まで、「竹喬美術館名品展 小野竹喬」を開催する。
2011(平成23)年
イズミ創業50年記念として、8月19日から9月19日まで、戦後広島の写真展「復興の記憶」を開催。商業史をテーマに、戦後の闇市から70年代までを辿る。以後、同シリーズを継続。
2012(平成24)年
展示室を増設する。
2017(平成29)年
開館20周年の節目として、4月20日から6月4日まで、「柚木沙弥郎 いのちの旗じるし展」を開催する。
2020(令和2)年
4月1日、美術館初代理事長の山西義政(株式会社イズミ名誉会長)が97歳で永眠する。
2022(令和4)年
開館25周年記念特別展として、10月8日から12月4日まで、「中川一政・躍動する命」を開催する。