展覧会
特別展 終了
彫刻家のまなざし 佐藤忠良 展
会期
2006年10月4日(水)~2006年11月5日(日)
会場
泉美術館
開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日
月曜日
(※10月9日は開館)
入場料
一般:600円(480円)、学生:300円(240円)、中学生以下は無料 ※()内は10名以上の団体料金
出品作家
佐藤忠良
佐藤忠良は現代日本の具象彫刻界を代表する彫刻家であり、90歳を越えた現在も新制作展を中心に創作活動を続けています。身近な人々をモデルにした生命感みなぎる頭像、純真無垢なこどもの像、清新な女性像などが知られており、日本人としてはじめてフランス国立ロダン美術館で個展開催するなど、その作品は海外でも高い評価を得ています。
特に1970年代に制作された「帽子」シリーズでは、現代感覚あふれる新境地を開拓しました。自然体のポーズ、さりげないコスチューム、抑制のきいた表現。さわやかな詩情豊かな佐藤忠良の作風は、現代具象彫刻のひとつの到達点ともいわれています。
本展では、「帽子・冬」を収蔵したことを記念して、この佐藤忠良の主要テーマのひとつである女性像を中心とした当館所蔵の彫刻に加え、佐藤忠良の最新作も展示いたします。また、「裸婦」のスケッチ、そして佐藤のライフワークともなっている「樹木」などの素描・スケッチ、合わせて約50点を展示いたします。人間や自然に向けられたあたたかく、それでいてするどい眼差し。生命の詩を奏でる彫刻家佐藤忠良の芸術にふれていただければ幸いです。