
展覧会
特別展 予定 次回の展覧会
中谷ミユキ―語り合う静物展
会期
2025年5月31日(土)~2025年7月27日(日)
会場
公益財団法人 泉美術館 エントランス、第1・2展示室
開館時間
11:00-17:00(最終入館16:30まで)
休館日
月曜日(祝日開館)
入場料
一般500円(400円)、学生250円(200円)、中学生以下無料 ※( )内は10名以上団体料金
主催
公益財団法人 泉美術館、一宮市三岸節子記念美術館、中国新聞社
後援
広島県教育委員会、広島市、広島市教育委員会、中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、広島エフエム放送、FMちゅーピー76.6MHz
中谷ミユキ(1900-1977)は、広島県安佐郡飯室村(現・広島市安佐北区安佐町)に生まれました。
共立女子専門学校(現・共立女子大学)に進学、卒業後は郷里に戻って教職に就きましたが、病気をきっかけに退職、1930(昭和5)年、30歳になってから洋画の道に進みます。その年の第11回帝展に《静物》を出品、初入選を果たしました。以降、帝展・新文展・光風会に出品を重ね、実力を認められていきます。戦時中には、長谷川春子(1895-1967)らとともに女流美術家奉公隊に加わりました。戦後は1947年に三岸節子(1905-1999)らとともに女流画家協会を創設し、中心的な存在として同会を牽引し続けました。また二紀会でも活躍し、きらめくような色彩の静物画を生み出していきました。
本展では、複数の個人宅で保管されてきた初期から晩年までの静物画を中心に、稀少な戦中の作品《勝利の少年兵》(1944年、個人蔵)のほか、三岸節子の作品、遠縁である丸木位里の作品や現在の飯室とミユキの繋がりも合わせてご紹介いたします。戦前から戦後の揺れ動く時代を画家として生き、病を得ながらも絵筆を握り続け、静物画を描くことに情熱を燃やした中谷ミユキの没後初の本格的な回顧展です。

個人蔵

広島市立飯室小学校蔵

安佐北区民
文化センター蔵

個人蔵

広島県立美術館蔵

広島市市民局
生涯学習課蔵

個人蔵
イベント
当館学芸員によるギャラリートーク
日時: 6月14日(土)、7月5日(土)
各回14:00~
参加無料・要入館券
場所|泉美術館