泉美術館

展覧会

特別展 終了

追悼展 -佐藤忠良-イズミ創業50周年記念 継承するこころざし

追悼展 -佐藤忠良-イズミ創業50周年記念 継承するこころざしフライヤー

会期

2011年9月23日(金)~2011年11月6日(日)

会場

泉美術館

開館時間

10:00~17:00(入館は16:30まで)

休館日

月曜日
(※祝日は開館)

入場料

一般:300円(240円)、学生:150円(120円)、中学生以下無料 ※()内は10名以上の団体料金

出品作家

笹戸千津子

主催

財団法人泉美術館、中国新聞社

協力

宮城県美術館、佐藤忠良記念館

後援

広島県教育委員会、広島市、広島市教育委員会
中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島
広島エフエム放送

企画協力

アートシード

本年3月30日に98歳で逝去した彫刻家佐藤忠良の追悼展を開催いたします。

佐藤忠良は1912年宮城県に生まれ、東京美術学校に入学して来、生涯にわたり具象彫刻の制作を続けました。代表作として初期の頭像作品や1970年代以降の清新な女性像、「小児科」と言われた子ども像の作品群があります。また、素描作品や絵本『おおきなかぶ」などの挿絵も数多く、いずれの作品も、自然とその一部である人間に対する、鋭くもあたたかい彫刻家の眼差しに満ちたものです。国内外で日本彫刻界の巨匠として知られていますが、自身を「粘土職人」と称し、日々実直に制作に取り組む姿勢やその人柄もまた、作品とともに多くの人々を惹きつけました。

一方で東京造形大学における後進作家の指導や、美術教科書の編集にも携わりました。佐藤忠良は教科書や教育論の中で、触感覚が失われつつあることを危惧し、美術を通して自然を見つめる力、そして人間の感性を育むことの重要性をメッセージとして遺しています。このこころざしを継承し、未来を担う子どもたちへ受け継いでいくことが、現代に生きる私達の役目だと考えます。当館では開館以来3回にわたり特別展を開催し、「帽子・あぐら」などの所蔵作品とともに、その作品の魅力をお伝えしてきました。美術館看板の題字も氏の揮毫によるものです。本展では追悼の意を込め、初期作品から1970年代の作品群を中心とした彫刻43点と素描30点を展覧いたします。

イベント

対談「師・佐藤忠良を語る」
講師:笹戸千津子(彫刻家)、山根基世(ことばの杜代表)
日時:2011年9月23日(金・祝)
   13:30会場/14:00~開園
会場:泉美術館
聴講無料(当日10時より受付にて整理券配布、先着100名)