泉美術館

展覧会

終了

伊東敏光展ーLiqudscapeー

伊東敏光展ーLiqudscapeーフライヤー

会期

2009年4月29日(水)~2009年6月18日(木)

会場

泉美術館

開館時間

10:00~17:00(入館は16:30まで)

休館日

月曜日
(※祝日は開館)

入場料

一般:300円(240円)、学生:150円(120円)、中学生以下無料 ※()内は10名以上団体料金

出品作家

伊藤敏光

主催

財団法人泉美術館

後援

広島県教育委員会、広島市、広島市教育委員会
中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島
広島エフエム放送、中国新聞社

「風景を彫刻として独立させたい」これは伊東が近年かかげてきた課題です。

彫刻家 伊東敏光(1959年千葉県生まれ・現在 広島市立大学芸術学部教授)は広島市立大学設立以来、広島の若い彫刻家に大きな影響を与えてきました。伊東が彫刻材として扱う素材は鉄・砂鉄・石・木片・蝉の抜け殻など多岐にわたり、そのモチーフも滝・水の波紋・人・動物など多種多様です。その精力的活動は今、国内外から注目を集めています。

彫刻とは本来、独立した構造を必要とする造形表現です。伊東はその制約の中で境界線のない風景や自然をあくまでも彫刻として成立させたいと試みます。例えば水景。水に手で触れた時の感触や感動、その水の音や周囲の空気の香までも彫刻表現で再構築させることは可能なのでしょうか。

本展では、伊東の初期作品から近作まで彫刻・版画作品約25点を展示して、この試みの軌跡を紹介します。さらに本展ではワークショップにも重要な位置づけを置いています。伊東は彫刻の制作過程で実際の材料を「手で扱うこと」、これを大切な要素ととらえています。手で扱う、即ち触覚といった体が関わる要素が実体物としての美しさ、重さ、光の変容等を感じることに不可欠と考えているからです。このワークショップでは、伊東と志を共有する広島市立大学の彫刻家たちによって、子供を対象に「つくる喜び」を導き出すプログラムを展開します。彫刻が新たな地平を切り開いていくその一歩を、共に踏み出すことができれば幸いです。

イベント

作家によるギャラリートーク
日時:2009年5月9日(土)14:00~
会場:泉美術館 展示室(聴講無料・要入館料)

Gallry G共同企画 ワークショップ
日程:2009年4月29日(水・祝)~5月10日(日)
会場:Gallry G(広島市中区上八丁堀4-1公開空地内)
対象:幼児・児童(参加無料、要予約、定員先着30名)
助成:野村国際文化財団

詳細・お申し込みは泉美術館までお問い合わせください。

共同企画「伊東敏光展ーLiqudscapeー」
会期:2009年6月1日(月)~6月14日(日)
会場:いづゝや2階ギャラリー(広島市中区紙屋町2-3-24)
主催:株式会社いづゝや商店
会期中無休・入場無料
お車でご来場の方は、近隣の一般駐車場をご利用ください。