展覧会
特別展 予定
片野元彦・かほり 絞纈の仕事―生けるしるし
会期
2025年3月15日(土)~2025年5月25日(日)
会場
公益財団法人 泉美術館 エントランス、第1・2展示室
開館時間
11:00-17:00(最終入館16:30まで)
休館日
月曜日(祝日開館)
入場料
一般500円、学生250円、中学生以下無料 ※( )内は10名以上団体料金 ※企画展及び特別展は別途料金 ※障がい者等(身体障がい者、戦傷病者、精神障がい者、知的障がい者)の方については、ご本人及びその介助の方1名が無料で観覧できます。証明となる手帳等を受付にご提示ください。
主催
公益財団法人 泉美術館、中国新聞社
後援
広島県教育委員会、広島市、広島市教育委員会、中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、広島エフエム放送、FMちゅーピー76.6MHz
「昔から、藍染の絞はわが民族の美しい手仕事として、受けつがれ引つがれて來たのであつて、決して亡びさせてはならないものである。」
『片野元彦絞集』(1972年、三彩工芸発刊)「絞と私」より
この度は、当館で初めて絞り染め作家 片野元彦・かほりの展覧会を開催いたします。
片野元彦(1899-1975)は愛知県名古屋市に生まれ、21歳から岸田劉生に師事し画家を志しました。57歳の時、有松・鳴海の絞りを視察に訪れた柳宗悦に同行した際に、絞りを再興するよう示唆を受け絞りの道を歩み始めます。娘である片野かほり(1932-2016)は、父・元彦の仕事をひたむきに支え、元彦亡き後も絞りの制作と発表を続けました。
元彦は、生涯の師となる柳宗悦や河井寛次郎、芹沢銈介ら民藝の重要人物たちの言葉に鼓舞され、多様な絞りの図案に挑戦し続けました。先人への深い尊敬を持ち、従来の型にとらわれない新たな絞りを追い求めた2人の作品群は、今なお瑞々しい藍色をたたえ、まさに片野元彦とかほりの〈生けるしるし〉として私たちの胸を打ちます。
本展では絞り染めの作品とともに、三彩工芸・藤本均(1926-2003)による世界の絞り収集資料の一部と、2人をとらえ続けた写真家・藤本巧(1949-)による写真を展示し、片野元彦・かほりの魅力を紹介します。
イベント
講演会 「片野元彦・かほり 歩んだ道」
講師: 藤本巧(写真家、本展特別協力)
日時: 3月29日(土)14:00~
参加無料・要入館券
場所|泉美術館
定員|100名(先着順)
講演会に参加ご希望の方は当日泉美術館受付にお越しください。
講演会 「河井寛次郎と片野元彦・かほり 心の交流」
講師: 鷺珠江(河井寛次郎記念館学芸員)
日時: 4月19日(土)14:00~
参加無料・要入館券
場所|泉美術館
定員|100名(先着順)
講演会に参加ご希望の方は当日泉美術館受付にお越しください。